根管治療が難しいケースって??
目次
根管治療とは
根管治療とは重度の虫歯に対して行う治療法です。
歯の中を通る根管(血管や神経などの通り道)から、虫歯に汚染されている部分を取り除き、内部をキレイに洗浄・消毒してから薬剤を詰めて被せ物をする処置を施します。
根管治療は比較的難易度が高く、必ずしも成功するわけではありません。
根管治療自体が難しいケースもありますので、参考になさってください。
1.曲がった根管
根管が急激に曲がっている場合、器具が届きにくく、従来の手法では治療が困難になることがあります。
2.複雑な根管系
根管が多数に分岐している場合や、非常に細い場合は、完全に清掃することが難しくなります。
3.感染の重度化因
歯髄が広範囲に感染している場合や、根尖性歯周炎が重度である場合は、治療が難航することがあります。
4.歯の亀裂や破損
歯に亀裂が入っている場合、根管治療を行ってもうまく機能しないことがあります。
5.再治療
以前に行った根管治療が失敗した場合や、症状が再発した場合には、再治療が必要であり、より複雑になります。
6.歯の位置や形状
歯が非常に奥に位置している、または口腔内の形状が複雑でアクセスが難しい場合には治療が難しくなります。
根管治療の成功率ってどのくらい?
研究によれば、根管治療の成功率は約85%から95%とされています。
これは、治療後に歯が機能的で疼痛がなく(または軽減し)、症状が改善されている状態を指します。
成功に影響を与える要因
感染の重症度:
- 初期の感染は治療の成功に影響しにくいですが、重度の感染や根管内の膿がある場合は、治療が難しくなることがあります。
歯の状態:
- 破損や歯周病が進行している場合、根管治療の成功率が低下する可能性があります。また、歯が重大な損傷を受けている場合も影響します。
根管の形状と数:
- 複雑な形状や分岐が多い根管では、完全に感染を取り除くのが難しくなるため、成功率が低くなることがあります。
治療の質:
- 経験豊富な歯科医師による治療の方が成功率が高まります。また、使用する器具や技術も大きな役割を果たします。
その後のケア:
- 治療後のフォローアップや適切なケア(定期的な歯科検診や歯の衛生管理)が重要です。
患者が自己管理を適切に行うことも成功率に寄与します。
治療後の経過
根管治療後、歯が完全に回復するまでには数週間かかることがあります。
この間に痛みや不快感が生じることもありますが、通常は治療が進むにつれて改善します。
再治療の可能性
根管治療が失敗するケースは稀ですが、まれに再発することがあります。
その場合、再治療(再根管治療)が必要になることがあります。
再治療の成功率も高い傾向にはありますが100%ではなく、概ね70%から80%とされています。
まとめ
根管治療は、一般的に高い成功率を持つ治療法ですが、さまざまな要因によってその結果が変動する可能性があります。
適切な治療とアフターケアを行うことで、歯を長期間保存することができるため、問題が発生した際は早めの受診が重要です。
〜・〜・〜・〜 きむら歯科 〜・〜・〜・〜
🌱JR堺市駅から徒歩30秒
🌱最安値級の格安歯列矯正が大人気
🌱ガチャ歯・口ゴボ・受け口など実績豊富
🌱難易度の高い上顎前歯のインプラント症例多数
🌱提携駐車場あり
🌱お母さんも安心!チェアサイドにキッズルーム
🌱忙しいサラリーマンも通いやすい土日診療
🌱院内バリアフリー
監修者紹介
経歴
院長 木村亮太
- 平成25年医療法人岡田歯科 勤務
- 平成23年 愛知学院大学歯学部 卒業
- 平成25年 愛知学院大学歯学部附属病院にて臨床研修 修了