骨補填剤を使用した上顎のインプラント埋入ケース
症例写真
治療前写真

左上の5番目の歯茎にできものができたとのことで来院されました。
レントゲンを撮ってみると

明らかに歯根の先に病変が認められました。
歯茎にまで影響が出る状態ですので、残念ながら診断は「抜歯」
その後、患者さんとしっかり話をし、インプラント治療をされることになりました。
骨が少ないという問題も抱えていましたが、ソケットプリザベーション(骨補填剤)によりオペは可能になるだろうと診断いたしました。
ソケットプリザベーション後

抜歯と同時に骨補填剤をいれ、骨ができるまで数ヶ月待ちました。
結果、インプラントが埋入できるほど骨が再生しました。
レントゲンで見ても、しっかりと骨ができています。
インプラント埋入

骨がしっかりできていますので、インプラント手術自体は非常にスムーズです。
(と言っても、下顎と比べると骨は薄いので大変ですが)

埋入後の経過も順調で、上部構造(インプラント用の被せ物)を装着し、完了です。
治療詳細
性別・年齢 | 女性・59歳 |
主訴 | 上顎左5番目の歯茎のできものをどうにかしてほしい |
治療期間 | 12ヶ月(ソケットプリザベーション・インプラント合わせて) |
治療費用(税込価格) | インプラント(施術・土台・被せ物込み):407,000円×1本 ソケットプリザベーション:55,000円×1カ所 サージカルガイド:33,000円 |
リスク・副作用 | オペが必要になります。 著しく骨が少ない場合は骨造成が必要になります。 骨とインプラントが結合するまで、一定の期間が必要になります。 術後のメインテナンスが不可欠であり、怠ると周囲炎(インプラントの歯周病)の恐れが高まります。 |
監修者情報

院長 木村亮太
経歴
- 平成23年 愛知学院大学歯学部 卒業
- 平成25年 愛知学院大学歯学部附属病院にて臨床研修 修了
- 平成25年医療法人岡田歯科 勤務